5-2. ステータスとアートの描画
Regenerative NFTは環境価値の創出前にNFTを発行、流通することが出来ます。ステータスとして以下が存在します。
・プロジェクト未申請 クレジット毎に定められた認証制度において、正式なプロジェクトとして認証・登録されるための登録申請が行われていない状態です。
・プロジェクト申請中 プロジェクトの登録申請中(登録前)の状態です。
・プロジェクト承認済(環境価値未創出) プロジェクトの適合が確認され、認証機関に登録された状態です。 プロジェクトはスタートされていますが、まだ環境価値は創出されていません。 この状態から「プロジェクト承認済」になるまでに約1,2年程度かかります。
・プロジェクト承認済(環境価値創出済:取得可能環境価値量 > 0) プロジェクトの適合が確認され、認証機関に登録された状態で、かつ環境価値が創出されている状態です。創出された環境価値が認証済カーボンクレジットNFTに表章されており、自然資源所有者に申請の上、環境価値を取得(移転)することが可能です。
・プロジェクト承認済(環境価値移転済) 認証済カーボンクレジットNFTが表章するJクレジット等の環境価値が既に移転され、認証済カーボンクレジットNFTに環境価値が表章されていない状態です。他のRegenerative NFTとセカンダリーセール上等で混在しないように、当該認証済カーボンクレジットNFTは移転不可能となります。
・有効期限切れ 環境価値の創出、もしくはRegenerative NFTの移転のうちどちらか遅い方のタイミングから、あらかじめ設定された有効期間(4-3参照)が経過しても当該Regenerative NFTや環境価値の移転がなされなかった場合、当該Regenerative NFTに関連する環境価値が自然資源保護者に返還され、当該Regenerative NFTが環境価値を表章していない状態になります。他のRegenerative NFTとセカンダリーセール上等で混在しないように、当該Regenerative NFTは移転不可能となります。
・失効 何らかの理由により自然資源所有者により無効とされた状態です。上記のいずれの状態からも失効状態になる可能性があります。Regenerative NFTが環境価値を表章している場合、当該環境価値が無効化されることでその表章は解消されます。他のRegenerative NFTとセカンダリーセール上等で混在しないように、当該Regenerative NFTは移転不可能となります。
Regenerative NFTのステータスは、都度NFTのメタデータに書き込まれます。
Regenerative NFTがプロジェクト承認済(環境価値移転済)、有効期限切れ、または失効状態になった場合、メタデータにステータスが書き込まれるとともにそのアートの状態が変化し、移転不能になることで、視覚的に確認することが可能です。
最終更新